圓朝:8月みたか井心亭で

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20091014_094.jpg昨日アップした「道具仕立て芝居噺」も圓朝ネタでしたが、そういえば、これもまだブログにしてなかった地元の落語会。

8月12日は、11日圓朝忌の次の日ということもあり、この日はめずらしくゲスト無しで喬太郎師がじ〜〜〜っくりと「怪談牡丹灯籠」♪

お露新三郎〜お札はがし
 〜 仲入り 〜  
お峰殺し〜関口屋の強請り

「語りこむ」という感じでじ〜っくり聞かせておもしろかった。

ただ(というのが、いつもついちゃうんだけど)
いつもよりちょいと噛む回数が多かったのは、そのすぐ後に初のお芝居の舞台が控えていたのでお疲れだったかな。
そして、お峰殺しの時の所作は、どうもへん・・・。「乳の下から貝殻骨へ」でも「貝殻骨から乳の下へ」(岩波文庫では)でもいいんだけど、どっちにしても体を刀(道中差しだっけ?)で前後に突き通すところだから、刺す動きであって、切り上げる動きで「乳から鎖骨へ」になってたのが気になったり・・・。確か11月に一昨年やった歌舞伎の「牡丹灯籠」をシネマ歌舞伎でやるはずなので、どうやってたかもう一回見てみようかな。なにしろニザ玉コンビだったからして・・・

っと、ここまで書いて思い出したのは、そうそう、あの歌舞伎を見ちゃってから、どうしても伴蔵=仁左衛門、お峰=玉三郎の色っぽくかっこいいイメージが頭のなかに残ってしまっているので、喬太郎師の語る、そうですねえ・・・たとえば伴蔵=レオナ○ド・クマ&お峰=ヤマ○クニコだったりするイメージと頭のなかでバトル・・・というのがたいへんだったのでした(ブログはすぐ書きましょう>自分!)。

会場の外に「ゲスト無し、牡丹灯籠」と張り出してあったので、それなら暗くしてやってくれるといいな〜♪ せっかく一軒家、畳に座って空調無し(あるけど効かない)の昔の寄席風の貴重な会場なんだから、雰囲気出すチャンスじゃん! と思ったのですが、残念ながら電気全部煌々と点けたまま一部は終わり。うーん「クーラー効かない問題だけで頭がいっぱいで気が回らないかな、でも、せっかくだしもったいないよ〜」と、おばちゃん根性出して、休憩時間に三鷹名物の担当者Mさんに「灯り消しましょうよ〜、怪談噺の会っぽくしましょうよ、第一、灯り消すとそれだけで涼しくなりますよ」とお願い。たぶんキョン師にも計ってから、2部はだいぶ電気を落としてくれました。やったね! 私的にはだいぶ満足な雰囲気になったよ〜。他のみなさまは余計楽しめたのかなあ、そんなことぜんぜん気がつかなかったかな・・・?

と、いつも思うのは文楽の床の両側にずどんと立っている電気蝋燭風情ないよな〜。もうちょっとらしいのないのかしら・・・。もし宝くじがあたったら、10年分ぐらい巨大な和蝋燭を寄付したいところだけど、国立劇場では直火は禁止かしら? 舞台そのものももっと暗くして、ゆらぐ蝋燭の明かりでお人形見たらさぞや色っぽいのではないかと・・・、せめてたまに、そういう特別の会があればいいのにな。金比羅歌舞伎も、内子座の文楽も遠いい・・・ので未見なのが貧乏人はつらいよ。

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このページは、かえるが2009年10月14日 22:59に書いたブログ記事です。

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