宮田重雄さしゑ展

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20090227_014.jpg原田治さんのパレットクラブでやっていた「宮田重雄さしゑ展」。〜3月1日。

『芸術新潮』2月号の原田さんのコラムでも取り上げていた、とっても昭和な挿絵の展覧会。壁一面には獅子文六の「青春怪談」の挿絵の原画、新聞連載だったので200枚近いんじゃないかと。

絵の巧みさ、線のすばらしさももちろんいいんだけれど。挿絵の本分をまっとうしているというのか、ええと、この人とこの人は親子? これはお見合い? あれあれ、こっちはバーのマダムと浮気?と絵を見ているだけで、筋を想像して楽しめる(というような力をもった挿絵が今現在あろうか、否、って訳ですね)。さっそく図書館から獅子文六全集を借りてきて、読み始めたら止まらなくなって、一晩で読んでしまった。あ〜おもしろかった! 健全な人間観察の行き届いたこういうユーモアのある小説がわたしは大好きよ♪ 

パレットクラブでは、真ん中に机を並べて、他の本の挿絵の原画や資料もいろいろ。
なかでも気になったのが、アンツルさんこと安藤鶴夫さんの「ある日、その人」の挿絵。落語、歌舞伎、文楽の気になる人々の顔が・・・・。これもまだ読んでなかったので、ネットで探して即注文、運良くとっても状態のいい古書をゲット。上の写真もその本から。これは章扉の大きな絵だけれど、本文中の絵は3〜4センチぐらいなので、原画を見せてもらってよかった、やっぱりあの線の魅力は原画みないとだめだ〜、とも。

20090301_003.jpg 全集に入ったり、文庫になったりするとね、だいたいの場合、挿絵がなくなってしまって寂しい。 というわけで、木村荘八の挿絵がすばらしい「落語鑑賞」とかもちびちびと集め中。

原田さんご本人もいらっしゃって、いろいろ説明していただいたのでとてもラッキー♪ オサムグッズ欲しさにあんなに食べまくったドーナッツの元が、うん十年ぶりに一気に取れた気分、おつりもたっくさんいただいた気分でたいへん幸せ♪

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このページは、かえるが2009年3月 1日 09:11に書いたブログ記事です。

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