サイモン・マクバーニー「春琴」 再び

| コメント(0) | トラックバック(0)
20090312-2.jpg

世田谷パブリックシアターで。2008年の2月に上演されて、その後、ロンドンへ、今回は凱旋公演。待ってました♪

一昨年は3回行って、今回は3月10日(ポストトーク付き)と16日(楽日)へ。なぜ同じお芝居に何回も行くかというと、サイモン・マクバーニーのお芝居は日々変わっていくというのを覚えたから・・・、大変よ^^;) 楽しいけど。

ポストトークで聞いた話では、稽古と本番と違うところは観客がいるかいないかぐらい(笑)、「幕が上がったら演出家の仕事は終わり」ではなく、毎日舞台を見て毎日変えていくのだそうな。今回はサイモン氏は来日していないということで、「あれ、それなら変わらないかな、1回でよかったかな」と思ったら、2回目、またしっかり変わってました。役者さんもすっかり変更癖がついている!?

ということで、細かい変更を日々積み重ねる上に、ロンドン版でイギリスの観客に通じるようにかなり変え、それを、また日本に戻して変えているので、一昨年とはだいぶ違う印象。肉厚な、エロい、ある意味分かりやすくなっていたと思う。

男女5人ずつしか舞台上にいない(内1人ずつは、ナレーションと音楽で両端で8割方固定、ほか8人が役割を入れ替え入れ替えで大奮闘)のうち、年寄りの佐助ほかをやる要になる男優さんと、女性陣もひとり交代しているので、その差も大きい。若い佐助をやるチョウ・ソンハさんがすごい上手になっていたし、音楽(三味線の本篠秀太郎さん=カッコイイ♪の使い方が、ぶつ切りじゃなくて、全体に流れて前よりよく芝居と絡み合ってた)。

2008年のバージョンはそれはそれで、すっきりとかっこよかったし、ヨシ笈田さんの重厚さも忘れがたく、う〜ん、両方また見比べてみたいぐらい。レパートリー劇団として、また、2〜3年したらやってくれないかな。

しかし、最終日、最前列だったので、薄暗い中でどんどん入れ替わっていく役割、やっと誰が誰をやっていたのか全容が解明できた、あ〜すっきりした(笑)。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.luckyfrog.com/mt_app/mt-tb.cgi/174

コメントする



↑少しよく撮れた写真は、こちらに投稿してますのでヨロシク♪

このブログ記事について

このページは、かえるが2009年3月20日 09:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「盆栽計画・・・」です。

次のブログ記事は「カメラ着きました、桜咲きました♪ 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。