ジム・ランビー「アンノウン・プレジャーズ」

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原美術館で、〜3月29日。
一昨年オペラシティでエルネスト・ネトとかと一緒にやったときは、めまいのする(めまいのするようなじゃなくて文字通りクラクラ)インスタレーションで、とても長くは居られないという感じだったけれど、今回は(ちらしの写真とちがって)テープ部分は黒と白だけモノトーン、同心円を重ねて切り取った、LPレコードの溝を思わせるデザインで、目も頭もくらくらしないでとっても楽、かつ、廊下や階段まで張り詰められて、原美術館の建物の個性を活かし切った展示は、かなり楽しい(分かりやすい写真のあるUK Japanでの紹介ページ)。

2階の作品は、上のちらしにある四角いコンクリの箱をそこここに頃がした空間。箱に詰められた(ように?)なっているのは、LPの紙ジャケの背中。部屋の壁にはマイルスやジョン・レノン、チャック・ベリーのポスターに花の絵を切り貼りしたコラージュ作品、それぞれの部屋の半開きのドアをあしらった作品はそのミュージシャンのアルバムの名前が付けられ・・・と、なんだそんなに音楽の人だったんですね〜(DJやバンドもやっていると後から知った)。
1階の最初の部屋の天井に鏡を組み合わせたオブジェを吊った作品もなかなか(凸面鏡フェチなので欲しかったり)、だし、1Fの一番大きな部屋のカラフルに塗った切断された椅子を組み合わせたのも楽しいし、分かりやすくて楽しめる展覧会でいいかも♪ 写真の撮りたくなる空間だなあ・・・(撮れないけど)。

蛇足:あのビニールテープ、ぜんぶ貼るのも大変だっただろうけど、剥がすのもすごく大変そう、かつ、剥がした後の木の床(原美の魅力はあの木の床が大きいぞ)の状態がちょっと心配。

蛇足:行ったのはこの間の風のひどく強い日曜日。階段の踊り場にある大きな磨りガラスの窓に映った木の影が、絶え間なく踊るように揺れ動いているのが、とっても美しいインスタレーションだったりして、これがうちに設置できるような作品になってればいいのに〜、誰か作って、と。

蛇足:日曜日、無料シャトルバスが品川と美術館の間を走るようになったのをはじめて利用。本数は少ないけれど、時間を調べてから行けばなかなか便利。

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↑少しよく撮れた写真は、こちらに投稿してますのでヨロシク♪

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このページは、かえるが2009年2月 6日 17:31に書いたブログ記事です。

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