建物のカケラ 〜一木努コレクション〜展

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20090104-1.jpg江戸東京たてもの園で1/4〜3/1。
イカルの群れ見物にわざわざお出かけしたのは、実はこの展覧会の始まるのを待ってました。

赤瀬川<ステレオ>源平さんや、藤森<タンポポ>照信先生や、南<おにぎり>伸坊さんなんかの路上観察学会の本がおもしろくって次々に読んでいた頃に、この人のコレクションもすごい!と、覚えた学会唯一の堅気のメンバー(!?)歯医者さんで、古い建物の解体現場に行ってはカケラを集めてくるというコレクター。

前回の展覧会はなんと23年前の1985年にINAXギャラリーだったそうですが、その時は残念ながらまだ路上観察学会に気がついてなくて、『建築の忘れがたみ』もずいぶんたってから古本で買ったはず。85年の段階で「20年にわたって集められた」だったので、さらにその後23年のコレクションも加わっているわけです。

20090104_086.jpg場内撮影OKだったので、雰囲気だけ。

浅間山荘の壁やら、美空ひばりの門についてたトーン記号、自分の生まれ育った家のカケラ・・・。よくもまあ!という700点余り。
本で見てもおもしろいけど、実物はやっぱりもっともっとおもしろい。というかこんな「大きな」カケラ----柱頭飾りとか、鬼瓦とか----どうやって運んだんだろう、どこにコレクションしているんだろ、というようなものもゴロゴロと。

しかしなあ、近頃建てられているツルツルピカピカの建築物、壊されてもこんな魅力的なカケラは出ないよね、森ビルとかがン十年後に破壊されても、カケラ欲しくないかもとも思ったことでありました。

たてもの園の入場料のみでOK。フルカラーの30ページもある立派なパンフもいただきました!(これは早い物勝ちかも)

初日、たぶん一番乗り^^;) ご本人がいらっしゃったので、ここ数年とても気になっていたことを質問、内緒の答えをいただきました。よかったよかった(謎)。

20090107_023.jpgわたしの持っているお宝カケラはこれともうひとつ。怒られるといけないので出どこは内緒。だって落ちて毀れてたんだものなぁ(笑)。

久しぶりにたてもの園にいったので、一番好きな前田國男自邸と「田園調布の家」だけささっと。ガラ空きだったので独り占めだ。

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このページは、かえるが2009年1月 7日 20:48に書いたブログ記事です。

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