村野藤吾 建築とインテリア展

| コメント(0)
20080926-2.jpg
松下電工汐留ミュージアム、あらため、パナソニック電工汐留ミュージアムで。〜10.26。
新橋演舞場と近い、ということで同じ日に。混んでてびっくり! 建築科の学生がいっぱい。

戦前の豪華客船「あるぜんちな丸」と「ぶら志゛る丸」のインテリアがおもしろかった。日本でもこんなの作ったんだ(戦争中に空母にされて・・・ぶくぶくぶく)。洋風なゴージャスさが出せる建築家がいたんだ。それをCGで再現して3Dでぐーんと動かしてみせる、という上映がおもしろく、やっぱりCAD CENTERというル・コルビュジエ展、ルドン展、エッシャー展でもいいCGを見せてくれた会社の作品でした。古いフィルム風の味を加えてあって小技もなかなか。

手作業で細心にしかも、ざくっとしたしっっくい仕上げの例とか、アコヤ貝の埋め込みとか、手触りのある建築は、去年のメゾン・ド・エルメスやオペラシティでの藤森照信展を思い出した。アコヤ貝のぺたぺたは村野藤吾へのオマージュだったのかしら・・・。藤森先生こそ、手で作る&手触りのある建築の後継者なのかも。

ほか、残っている作品が見たい(展覧会では図版、写真、部品が主なので)、所員を使わずにたった一人通って作った(クライアントが建設会社だったというのもあり)という手作り感あふれる、糸魚川の谷村美術館が写真ではとても魅力的。特に冬がよさそう・・・。

90歳過ぎまで現役でばりばり働いていたそうです(建築家長命かつ現役が多いような気がする)、日記をずっと付けていて、それぞれにタイトルが付けてあるのも展示してあったんだけど「風呂中屁録」ってどうよ、スヌーピーのカードを貼り付けたノートがあったり、かなりユーモアもあったらしい。

今までに見た村野建築は・・・

20060415-4.jpg前に目黒区役所(旧千代田生命本社)見学会で撮ってきた、日本一美しい階段。

20051206-6.jpg
20051206-4.jpg
ご近所ルーテル大のチャペル外観と内部。

コメントする



↑少しよく撮れた写真は、こちらに投稿してますのでヨロシク♪

このブログ記事について

このページは、かえるが2008年10月22日 21:38に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「9月新橋演舞場 新秋九月大歌舞伎(夜の部)」です。

次のブログ記事は「今朝 井の頭公園で、事件!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。