喬太郎伝説

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7月18日、世田谷パブリックシアターで独演会。「大銀座落語祭」にぶつけるという大胆な日程。2日公演の初日。そうそう、この日、そのまま友人の家にお泊まりして、翌朝早起きして三渓園に蓮を見に行ったのでした。すっごい前だ!

喬之助:持参金
喬太郎:純情日記・渋谷編
正楽:紙切り
 --仲入り--
喬太郎:双蝶々

「持参金」覚えてません、すまん。でも、ひどかったらひどいということで覚えていると思うので、普通だったのかな。

正楽さんの紙切りは、前もやっぱり喬太郎さんの会で見て2回目。二人は、ウルトラマンオタク友達。今回は円谷プロ編と、泣かせる「夏祭り」連作は無し。お客さんからの「大銀座落語祭」という注文に「6人の会」全員を切ってみせてお見事。

喬太郎さん(そろそろ「師」と呼ぼうかかしらん)、前半はむちゃくちゃ時代に反射神経のいい創作落語で爆笑させ。一転、後半は予告してあった重い人情話をじっくりと。うわあ、なんかもう語り込まれちゃったよ、という感じ。悪へ悪へと走っていく主人公、定吉殺し、親との再会の場面なんか、ぞくぞくっと来たぞ。悪の番頭や母親の人物造形もくっきりとした、鮮やかなストーリーテリング。芸域の広さと語りの実力をしっかり見せつけ、お見事っ!
円朝作品をどんどんこなしてくれているので嬉しい。このシリーズ、もっとやってくれるといいな。

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このページは、かえるが2008年9月24日 22:07に書いたブログ記事です。

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